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炭酸カルシウム(たんさんカルシウム)

炭酸カルシウム(たんさんカルシウム、CaCO3)は、カルシウムの炭酸塩である化合物。実験では、二酸化炭素を水酸化カルシウムと反応させてできる。

Ca(OH)2 + CO2 --> CaCO3 + H2O

錠剤の基材、ベビーパウダー(あせ知らず)、チョーク、窯業、製紙などに用いられる。ゴムや充填剤の添加剤としても使われ、消しゴムや練り歯磨きにも入っている。化粧品原料、食品添加物としても使用が認められている。

化学業界では炭カルと略称されることが多い。

・中性の水にほとんど溶けない。
・塩酸などの強酸と反応して、二酸化炭素を放出する。
CaCO3 + 2HCl --> CaCl2 + H2O + CO2
・加熱することにより酸化カルシウムと二酸化炭素に分解する。
CaCO3--> CaO + CO2
・貝殻やサンゴの骨格の主成分。貝殻を焼いて作るものは「胡粉」と呼ばれる。
  ・ 石灰岩・大理石・鍾乳石・白亜(チョーク)の主成分。土壌ではイタリアのテラロッサに含まれる。
・市販の入浴剤の白濁成分。
  ・白骨温泉の白濁成分でもある。
・水溶液(石灰水)に過剰の二酸化炭素を加えると炭酸水素カルシウム(Ca(HCO3)2)となり水に溶解する。
CaCO3 + CO2 + H2O--> Ca(HCO3)2
・多少吸い込んでも、肺の中に蓄積しない。血液の中には二酸化炭素があり炭酸カルシウムは炭酸水素カルシウムに変化して溶解するからである。